どうしてここまでリファレンスを細かく分解して集めるか、理由はデザインの正解を探すためではなく、
デザインの方向性を判断した理由を、「なぜこの判断に至ったのか」まで含めて言語化し、クライアントやクリエイティブチームと共有できる状態にするため。
と考えています。
もし、上流工程でリファレンス集めを行わずにデザインを進めた場合、方向性の判断基準はできあがったアウトプットそのものに限定されてしまい、「このデザインは好きか」「直感的に良さそうか」といった感覚的な判断に依りがちになります。
すると、
なぜそのデザインに至ったのか?
どの課題に対する解決策なのか?
といった背景が共有されにくくなり、クライアントやクリエイティブチームの間で認識のズレが生じてしまう原因になります。そうなってしまうと、時間をかけて作り込んだデザインに何度も手戻りが発生し、効率も非常に悪くなってしまいます。
クライアントワークにおいて、デザインの判断はどうしても主観的に見えやすくなってしまうものだと思います。
しかし、上流工程の段階でリファレンスを用いて思考を整理しておくことで、
「なんとなく良さそうだから」ではなく、
「課題に対して、こういう仮説を立て、その根拠としてこのリファレンスを参照している」という説明が可能になります。
その結果、見た目の良し悪しではなく、
課題解決にどうアプローチしていくかを建設的に話し合える状態をつくることができます。
また、プロジェクトメンバー間で認識のズレが起きにくくなるメリットもあります。
このような上流工程の設計は、コモノのブランディングの特徴でもあります。もしコモノのブランド設計や制作プロセスに興味を持っていただけましたら、BRANDページでも詳しく紹介しておりますので、ぜひこちらもあわせてご覧いただけますと嬉しいです!
Branding