ではデザインコンセプトとは何でしょうか?
私たちは、
「デザインの方向性を一言で表した、
羅針盤のようなもの」
だと考えています。
例えば、
ワイヤーを作っている途中で
「あれ、これでいいんだっけ?」と手が止まったり、
デザインを提出したときに
「なんとなく違う気がする」と言われてしまったり、
自分でも理由がうまく説明できないまま
修正を繰り返してしまった経験はないでしょうか。
それは、
デザインの判断基準が自分の中に無い状態で
進めてしまっていることが原因かもしれません。
デザインのプロジェクトでは、
・どんな構成にするか
・どんなUIにするか
・どんなビジュアルにするか
といった、さまざまな判断が日々発生します。
その一つひとつを感覚で決めてしまうと、
少しずつ方向がズレていき、
最終的に「何を伝えたいのか分からないデザイン」
になってしまうこともあります。
そこで必要になるのが、
判断の軸となるデザインコンセプトです。
デザインコンセプトがあることで、
「この方向はコンセプトに合っているか?」
「この表現は今回の目的に沿っているか?」
といった形で、
すべての判断を同じ基準で行えるようになります。
また、コンセプトはチーム内だけでなく、
クライアントとの認識を揃える役割も持っています。
「なぜこのデザインなのか」を
一言で説明できる状態をつくることで、
デザインの意図が伝わりやすくなり、
プロジェクト全体がスムーズに進みやすくなります。
つまりデザインコンセプトは、
単なるキャッチコピーではなく、
プロジェクト全体の意思決定を支える“軸”となるものです。