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河瀬 未祐

Webサイトのメインビジュアルってなに?どう組む?用語・設計別に解説

UI/UXプログラミングTipsデザインTips

みなさんこんにちは!
皆さんは“Webサイトの顔”と言われるとどのパーツが思い浮かびますか?
正解は「メインビジュアル」です。

今回はその、顔と言われるほどに重要なパーツである「メインビジュアル」について掘り下げます。
そもそもメインビジュアルって?という所から始める初心者さん向け解説と、設計の参考にしたい人向けのエンジニア視点から見た解説の二軸でご紹介しますので、デザイン時やコーディング時の参考にしてくださいね。

この記事はこんな人向けです

  • 用語解説:Web制作に取り組み始めたばかりのデザイナーさん
  • 設計解説:メインビジュアルの構築方法の参考が欲しいデザイナーさん&エンジニアさん

【用語紹介】メインビジュアルについて知ろう

メインビジュアルとは

「メインビジュアル」は、WebサイトのTOPページ(またはLP – ランディングページ)*を開いた時に、最上部に出てくる主要なビジュアルのことです。
「ヒーローイメージ」「キービジュアル」といった呼ばれ方もします。
ページを開いてすぐに表示されるか、もしサイトにイントロが設定されてあれば、イントロの後に表示されます。
*一部では“下層ページのメインビジュアル”といった使われ方をする場合もありますが、当記事ではTOP最上部/LP最上部の意味合いで使用します。

なお、メインビジュアルなどがある、スクロールしない状態で表示される画面領域は「ファーストビュー」と呼ばれます。
下層ページの最上部に関しては、「下層のファーストビュー」といった呼ばれ方をします。

どうして「顔」なのか

メインビジュアルは、TOPページの上部という多くのユーザーが最初に閲覧する場所に設置されているため、目に入る機会が多く*、サイトの印象や離脱率に影響の出やすい大変重要な要素と言えます。だからWebサイトの顔なんですね。
*必ず目に入る訳ではありません。外部リンクなどを通して、下層(他のページ)やメインビジュアルより下のセクションから入り、そのまま閲覧終了する場合もあるからです。

メインビジュアルには何を載せる?

基本の要素としては、ロゴ/キャッチコピー/画像や映像/メニューの4点が多いです。
どこの(ロゴ)・何の(コピー,画像や映像)サイトかを紹介+移動しやすくする(メニュー)構図ですね。

場合によってはコンバージョンボタン(予約する、購入する等)が設定されていたり、
メインビジュアルが記事情報になっていて、記事のタイトル・サムネイル等が掲載されたりもします。

また、「画像や映像」のパーツについては、写真だけ・イラストだけ・動画だけ・静止画や動画の上にイラスト……など、さまざまなパターンがあります。どのような表現方法を選ぶかは、ディレクターやデザイナーが世界観創出/コンセプト表現/情報伝達の観点/納期感/予算感等から、最適な方法を勘案して確定していきます。

離脱されないメインビジュアルを作るために

どうしてもメインビジュアルで情報を伝え切るのは難しいので、下の方まで見ていってほしいところ。
では、どうすれば離脱を回避できるのでしょうか?

“メインビジュアルで”離脱されるタイミングとしては、以下が考えられます。
1.表示が重たくて、もういいやとなってしまった時
2.情報が多くて、難しそうだと思われてしまった時
3.UIがややこしくて、難しそう・分からないと思われてしまった時
4.何のサイトだかよく分からなかった時

1はエンジニアの頑張りどころ。読み込みが遅いと離脱率は顕著にあがると言われています。
→もちろん根本的な解決が一番大事ですが、重たいページの読み込み対策として、イントロを充てて間を埋めたりすることもあります。
一方で、2〜4はディレクターやデザイナーの頑張りどころですね。
ただ、2,3に関しては、そのユーザーがサイトのターゲットに合っていないだけの可能性もあります。
あまり小難しいことをやらない方が、多くのユーザーにとって分かりやすいサイトにはなりますね。
一方で、イケてる・かっこいい!が優先された方がいい場合も当然あります。
サイトの趣旨や、ターゲットの広さによって表現を変えることが大切です。

【設計紹介】メインビジュアルのデータをどう作るか

メインビジュアルは、その名の通りサイトの中心的な役割となるため、縦横幅や、パーツのサイズが大きく作られることが多いです。
そこで出てくるのが、「どのサイズでデザインを作ればいいの?」「どんな風に組む?」という問題。
エンジニア視点から考えてみようと思います。

デザイン時のサイズは?

デザイン時のサイズは、幅や比率自体に決まりはないので、クライアント確認がしやすい=よく見る比率でのサイズ感で問題ありません。例えば、PCなら1440×810(比率16:9)など。
なぜ決まりがないのかというと、どのような比率でデザインされたとしても、コーディング時には縮んだり・広がったりするからです。

Webの特徴として、縦横の幅や、縦横比率が可変であることが挙げられます。
PCがブラウザのサイズを自由に変更できたり、スマホの縦横比率が機種によって異なったり。また、ブラウザのバーの分、表示領域の縦幅が縮むことがあったりなど。
こういった理由から、エンジニアはデザインカンプよりも縦横の幅が縮んだ・広がった時にどうなるか?を考えながら作業することになりますし、デザイナーもある程度比率の変動を念頭に置いた上でデザインしていくのが望ましいです。

よくある例としては、390×844等のiPhoneに合わせたサイズでデータを頂くものの、実際にはブラウザのバーの領域があるため、ファーストビューはもう少し縦幅が短くなる…といった場合があります。

iPhone11例。縦幅だけがブラウザによって変わってくるため、KVの縦横比率にも変動が生じます

組み立て方のパターン

では、縦横の幅が縮んだ・広がった時、どうなるように組み立てられることが多いのでしょうか?実際の事例を見てみましょう。

1.左右のみ100%表示
メリット:すべてのパーツを(スクロールすれば)見せることができる。常にパーツ同士の比率が保たれる
デメリット:ファーストビューからはみ出たり、ファーストビュー中に下のセクションが見えたりする
参考例:
https://fumino.b-rave.tokyo/
横幅合わせで、イラストや映像が必ず見えるようになっています。
なお、スマホの場合は細かなパーツを排除し、左右上下100%表示に変更されます。

2.左右上下100%表示+パーツ見切れ
→キャッチコピーは浮かせてファーストビューに収めることが多いですが、写真やイラスト、特に背景と言えるような大きい写真は見切れさせるパターンがあります。
メリット:ファーストビューにピッタリ収まる
デメリット:重要なパーツが端にあると見切れて出てこない
参考例:
https://careers.goodpatch.com/
中央寄せの構造になっており、顔が真ん中の方にあるので、ある程度縮められても顔が見切れず問題ないようになっています。スマホも同様です。

3.左右上下100%表示+パーツは中に収める
→写真やイラストなどのパーツを見切れさせずファーストビューに収めるパターンです。
メリット:ファーストビューにピッタリ収まる
デメリット:パーツ配置のバランスが変わる
参考例:
https://gakugeinomori-coe.com/
細かなパーツを多く見せることができます。イラストや写真切り抜きの多いサイトに適していそうです。

大きく分けると上記の3パターンが多いかと思いますが、その他にも
・KVがスクロールに応じて拡大するパターン
https://www.tomioka-silk.jp/
・KVがサイド固定のパターン
https://atarimae-kanko.com/
といった、少し変わった作りのものもあります。

コーディング時にどの構造を採用するのが良いのか?

おおよそのパターンが分かったところで、では採用基準を考えてみましょう。

まずは「ファーストビューに収まっていないといけないパーツがあるか」を確認します。
これがある場合は、常にファーストビュー上に収まる造りにする必要があります。
例えばキャッチコピーはこれに該当するので、浮かせてファーストビューに収めることがほとんどですね。

次に、「見切れてはいけないパーツがあるか」を確認します。
例えば、写真上にある人の顔・イラストレーターさんが書いた絵など。
これがある場合は、(極端な画面比率を除き)そのパーツをファーストビューに収めるか、見切れるような構造は避けてスクロールで必ず見えるようにする必要があります。

その次は、パーツのバランスを重視するか、見せることを重視するか。これはデザインによりけりだと思うので、迷ったらデザイナーさんと相談して決めましょう。その際には参考サイトをいくつか共有できると伝わりやすいですね。

まとめ

メインビジュアルは、サイトにおいての重要度や扱い・実際の表示サイズ共に大きくなる傾向のある場所です。
また、拡大縮小の概念の都合から、デザイナーがデザインデータ上で作った画角の際の美しさだけでなく、エンジニアの感覚・調整力も影響してくるところと言えそうです。
より良いメインビジュアルを目指して、ディレクター・デザイナー・エンジニアで協力しながら、素敵な画を作っていきましょう。
また、実際に弊社が製作したWebサイトについては、こちらからご覧いただけます。

pageWorks札幌のデザインブランディング | commono inc. コモノ株式会社

Written by

河瀬 未祐 Miyu Kawase

front-end engineer

札幌市出身。2017年に北海道芸術デザイン専門学校を卒業後、Web制作会社に入社しWebデザイン及びコーディングを担当。2019年にフロントエンドエンジニアとしてcommonoに入社。

Q1. commonoに参加した理由
入社前に一緒にお仕事をさせていただいたご縁から。
求められる技術レベルが高く、自己成長に繋がると思い入社を決めました。
Q2. わたしの偏愛
カメラと旅行です。たくさん予定が詰まった旅程を立てること・旅先の思い出を写真に収めることが好きです。
Q3. 今後commonoというフィールドでやりたいこと
きちんとコンバージョンに繋がる・ユーザーによい体験を与えるだけでなく、技術者の視点から見ても参考になるようなWebサイトを構築し、北海道のクリエイティブの価値向上に貢献していきたいです。

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