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櫻井 七海

K-POPオーディションから学ぶ記憶に残るブランド設計

Brandingブランド設計

はじめに

こんにちは!新人デザイナーの櫻井です。✍🏻

最近様々なアイドルオーディション番組をよく見かけませんか?最近だとちゃんみな&SKY-HIによる「No No Girls」や、元Sexy Zoneメンバー主催の「timelesz」など、日本でも話題になる番組が増えていますよね。こうした盛り上がりの背景には、韓国オーディション番組の影響があるのではないかと感じています。

そんな韓国オーディション番組には、どのような見せ方や世界観があり、人々の記憶に残る工夫があるのでしょうか…🤔本記事では2021年に放送された「Girls Planet 999:少女祭典」に着目し、自分なりに紐解いていこうと思います!

以降は「Girls Planet 999:少女祭典」を「ガルプラ」という略称でご紹介していきます。

K-POPオーディション番組ってどんなもの?

歌やダンスを磨いてきた練習生たちが、番組の中で様々な課題に挑みながら、視聴者の投票によってデビューを目指していく番組です。

視聴者は「国民プロデューサー」として投票に参加し、自分の1票が練習生の未来を動かします。この”参加型”が強いブランドロイヤリティを生んでいます。

また、デビューまでの葛藤や努力を見守るうちに自然と応援したい気持ちが生まれ、「自分が育てた」という感覚が、デビュー後の強いブランド/ファンコミュニティに繋がっていくのです。

「ガルプラ」のブランド連想

ガルプラのテーマは「宇宙を旅する少女たち」です。その世界観は、セットの細部まで徹底して作られていました。

特に印象的だったのは、宇宙船や研究施設を連想させるようなスタジオセットや、近未来感のある雰囲気を演出する青や紫のLEDライトたちです。

これらは単にカッコいいからという理由ではなく、視聴者に「私/僕は非日常な物語の中にいるんだ」と感じさせるための仕掛けなんです。LEDパネルや上空からのカメラアングルまで計算し尽くされた演出は、まさに「宇宙」というブランドを直感的に刷り込むデザインになっているのです!🚀🪐

日常にある「ブランド連想」との共通点

こうした徹底的なビジュアル設計には、私たちが普段目にするブランドの戦略にも似ている点があるような気がします。

例えば、マクドナルドなら、どこでもすぐに食べられる「安心感や気軽さ」。スターバックスなら、居心地の良い空間で過ごす「特別感や洗練さ」が浮かびます。こうした「名前を聞いただけで、体験や感情が思い浮かぶこと」こそが、ブランド連想の力だと思います!🔥

それと同じように、ガルプラという名前を聞いた時に、パステル紫の配色や、徹底して作り込まれた「宇宙」を感じさせるデザイン。これらがセットになることで、視聴者は単なるオーディション番組のひとつとして思い出すのではなく、前向きに頑張る少女たちへの「感動」や自分の1票で練習生の未来を動かす「ドキドキ感」がセットで思い浮かぶようになっています。

シンボルやカラーリング、細部までこだわり抜かれたデザインが、視聴者の記憶の奥底にある「あの時の熱狂」を引き出すための”スイッチ”として機能しているのかもしれません。

まとめ

今回ガルプラを通して感じたのは、ブランド設計とは、ロゴやビジュアルを単に整えることだけではなく、「そのブランドに触れたときに、どんな体験や感情を思い起こさせるか」を設計することなのだという点です。

ガルプラでは、「宇宙を旅する少女たち」というテーマを軸に、セットや照明、カメラ演出まで統一された世界観を作り上げることで、視聴者に“非日常の物語に参加している”という感覚を生み出していました。こうした体験の積み重ねが、「ガルプラ=物語に参加できる番組」というブランド連想を形づくり、人の心を動かしているのだと感じました。

仕事としてデザインを始めたばかりの私は、まだソフトの使いこなしや「どうすれば綺麗に見えるか」といった目の前の作業だけで精一杯になってしまうことが多々あります。ですが今回の気づきを通して、「これを見た人は、どんな気持ちになって、どんな体験をするんだろう?」と、見た人の先の未来まで想像できるデザインを心がけたいなと思いました。

webサイトの装飾や、広告の色使いひとつにしても、それが誰かの「やってみたい!」という勇気になったり、「ここなら安心できる」という信頼に繋がるかもしれません。

ガルプラが教えてくれた、「世界観で人の心を動かすこと」を忘れずに、受け取った人の心にパッと光が灯るような、記憶に残るデザインを目指して、ひとつひとつの制作に心を込めて向き合っていきたいです!

Written by

櫻井 七海 Nanami Sakurai

designer

北海道/札幌市出身 2025年3月に札幌デザイン&テクノロジー専門学校アニメーション学科を卒業後、同年4月にデザイナーとして入社。WEBデザインやグラフィックについて日々勉強しながら業務を行っています。

Q1. commonoに参加した理由
デザインをただ形にするのではなく、プロセスを大切にしながら、誰かのあたり前をアップデートしていくそんな姿勢に強く共感しました。自分もその考え方のもとで丁寧に課題に向き合い、より良いクリエイティブを届けられるよう成長したいと思い、入社を決意しました。
Q2. わたしの偏愛
韓国の基礎化粧品マニアです。含まれている成分や効果、併用など事細かく調べて、購入して、集めて、使用しています。その化粧品たちを綺麗に並べてディスプレイして眺めるのが幸せを感じます。(今までの努力の結晶が目に見て分かるから)日本で買えない物は実際に韓国に行って大量購入しに行ったりもします。新商品のチェックも欠かせません!
Q3. 今後commonoというフィールドでやりたいこと
「北海道のデザイン会社といえばcommonoだよね。」と思ってもらえるように、私たちは北海道ならではの魅力や土地柄、人のあたたかさをデザインで表現し、発信していきたいと考えています。そうすることで、北海道のデザイン業界全体を盛り上げる一助になれたら嬉しいと思っています。

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