web制作会社コモノが解説します!<VIとは?>
SATOMI‘s eye

2019.04.04

web制作会社コモノが解説します!<VIとは?>

VIとは?

VI=ビジュアル・アイデンティティを意味します。
つまり可視化された自己表現、企業でいうと企業独自の可視化されたデザインの総称といえます。
その企業のシンボルマークやロゴ、ブランドカラーや指定書体などがVIです。

このVIを基にWebサイトやグラフィックツールが作られます。

弊社もweb制作会社ではありますが、必要に応じてシンボルマークやロゴといったブランドの中核となるVIのご提案もさせていただいております。

有名企業の具体例 -資生堂-

例えば、SHISEDIDOの資生堂書体ですが、
資生堂書体は1920年代から続く資生堂の伝統書体。
一般的に文字を組む際には既成のフォントを使用する事が多いですが、
現代でも資生堂の和文書体の初めは一つひとつ手描きです。
入社した新人デザイナーは、まず手描きでこの書体を体得する練習を必ず体験するというくらい大切に引き継がれてきています。
しかし、正しく書くということがゴールではなく、

「基本の技術は身に付けながらその後はアレンジを加えて“自分化”することをよしとしています。」
「“自分化”を許容することが、資生堂らしさだから」
書籍:デザインノート,誠文堂新光社,2017,No.75 より

と書かれています。
資生堂書体の唯一の絶対条件 “エレガントであること” は守りつつ、そこに人の手で描く奥深さを加えることで書体をさらに魅力的にしているのでしょう。

また、「資生堂書体」の担当であるグラフィックデザイナー小林豊氏と世界で活躍する書体デザイナーの小林章氏との対談の中で小林章氏は以下のようにお話しされています。

「企業と書体」というと、大抵の人はまず社名ロゴを思い浮かべるでしょう。わたしは、書体にはもうひとつ重要な役割があると考えています。それは、社会に届ける「企業の声」としての役割。社名ロゴは初見で印象に残れば、以降は「あ、あの会社だ」と思えるようになる。他方でその企業が「私たちはこういうことをやっています」とメッセージを言葉にして届けるとき、どんな書体を使うかでメッセージのトーンも左右されてくる。

たとえ企業ロゴがそこになくても、その文字使いが自然と「企業の声」として親しまれ、イメージも伝わっていく。企業側もそこを大切にして、同じトーンの声=書体で語りかけることを重視してきたのが、ここ20年ほどの流れです。ただその際、既成の書体をベースにすることが多い中で、資生堂のように独自書体を作り、それを長年継承するこだわりぶりは珍しいことだとも感じます。

資生堂ウェブサイト https://www.shiseidogroup.jp/advertising/talk/6.html


↑資生堂書体「美と、あそびま書。」|資生堂

まとめ

100年近く手描きで独自の書体を守り続けてきた資生堂の精神が、さらにブランドのアイデンティティを高めている例でしたが、
企業らしさや独自性をどのように可視化表現して統一していくかは、ブランディングをしていくうえで重要なことであるといえます。

人は視覚から得る情報が割合として一番認識しやすいと言われております。
そう考えると、可視化された情報の重要性を感じます。

次回はBIについて解説いたします★

Written by
Satomi Kikushima

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