
2019.03.19
web制作会社コモノが解説します!<バリューとは?>
競合ブランドとの差別化をする独自の価値観。ブランドの本質的価値。
と説明しました。
こちらもミッションとビジョンと同様に具体例を挙げてみていきます。
LIST OF CONTENTS
- 1. 有名企業の具体例① -アサヒ飲料株式会社-
- 2. 有名企業の具体例② -ソフトバンク株式会社-
- 3. バリューの重要性
- 4. まとめ
有名企業の具体例① -アサヒ飲料株式会社-
◎アサヒ飲料
ミッションとビジョンもみてきましたが、バリューは次のように掲げております。
アサヒ飲料ウェブサイトhttps://www.asahiinryo.co.jp/company/summary/
「挑戦と革新」 「最高の品質」 「感動の共有」
短く3つのバリューを掲げより会社の価値観を社員一人一人が意識し、価値観に伴った行動や姿勢をしやすいように考えられております。
有名企業の具体例② -ソフトバンク株式会社-
ソフトバンクウェブサイトhttps://group.softbank/corp/about/philosophy/value/
ソフトバンクは
バリューを非常に細かく設定している企業です。
まず大きく「No.1」「挑戦」「逆算」「スピード」「執念」と5つに分けています。
さらにそれぞれについてサブタイトル
「No.1」であれば“いちばんって楽しい” のように必ず〇〇は楽しいことであると明記しています。
ソフトバンクウェブサイトhttps://group.softbank/corp/about/philosophy/value/
サブタイトル以降のバリューについては、お客様に対してのお約束としてだけでなく、実際に働く社員に向けられていたメッセージのようになっているため、
目指して見えてくる喜びと達成して得られるもの表現し、社員が意識したくなるような工夫がされています。社員のやりがいとなり、モチベーションの向上にもなりそうですね。
バリューの重要性
ソフトバンク株式会社の例で触れました社員のモチベーションについてですが、もう少し詳しく社員のモチベーションと会社が掲げるバリューにどのような関係があるのか考えていきます。
リクルートマネジメントソリューションズの
若手・中堅社員515名に聴く転職に踏みきった理由・踏みとどまった理由という調査では以下の結果が出ております。
若手・中堅社員515名に聞く、転職に踏みきった理由・踏みとどまった理由 2019年01月17日
https://www.recruit-ms.co.jp/issue/inquiry_report/0000000727/
※515名全員に対して、転職を考えた理由を尋ね転職を考える前の仕事や会社に満足していたか・成果を上げていたか、についての9項目を転職前の適応度として尺度化し(α=0.90)、低適応群と高適応群に分けて傾向を見たのが図表2です。
転職を考えた理由第1位が「会社の将来に不安を感じた」次いで「会社の経営方針や方向性に疑問を感じた」となっています。
この調査からもわかるように、社員が長く会社に勤めるためには、会社の将来・経営方針や方向性といった、ミッションやビジョンが明確であることが必要で、それが社員一人ひとりのモチベーションになり、バリューのある会社作りに繋がるということが言えます。
そのため、ソフトバンク株式会社のように、バリューは社員に向けてのメッセージとしての活用も有効的だと考えられます。
まとめ
バリューはそのまま訳すと価値観という意味です。
しかし、企業において使うバリューはただ競合ブランドとの差別化という点での価値観ではなく、会社全体として掲げたミッションやビジョンに対しての社員の考え方や姿勢を価値観と表現し、指針のように利用しているケースが多いです。
実際に会社を創りあげているのは一人ひとりの社員です。
企業の掲げる価値観が社員一人ひとりの意識や行動によって守られることでミッションやビジョンの達成に近づくということではないでしょうか。
こう考えると、いかにして社員一人ひとりにバリューを意識して行動することを浸透させるかは会社全体のミッションやビジョンの達成に非常な役割を果たすと言えるでしょう。
ここまではブランディングに重要であるミッション、ビジョン、バリューの説明を行ってきました。
次回はVIについて説明させていただきます ♪