
2020.06.30
web制作会社コモノが解説します!<デザインとブランディングについて>
今回はブランディングを語る上で大切なデザインについてです。
LIST OF CONTENTS
- 1. デザインとは?
- 2. デザインとブランディング
- 3. 具体的な事例
- 4. コモノの事例とまとめ
デザインとは?
デザインというと一般的に“アート”とイコールで捉える方も多いのではないでしょうか。
色が鮮やかですごく奇抜なものだったり、ちょっと別次元のようなアイデアで閃くようなものだったり…。
(わたしもそう思っていました。)
しかし、実際にデザインを辞書で引くと、
と出てきます。
設計=作るものに必要とされる機能や性能などを検討し、どのような構成で作るのかを仕様として決定すること。
つまり、
本来のデザインとは見た目だけ優れたものを意味してはいません。
デザインする方法の一つとして見た目のインパクトや美しさが含まれるということであり、
デザインとは
デザインとブランディング
企業においては特に、見た目だけの印象で中身が伴わなければ成立しないのではないでしょうか。
伝えたい本当の中身(ビジョンやミッション、バリュー)に対して忠実に設計されたデザインでなければならないのです。
以前お伝えしたブランディング(そのブランドの“ビジョン”や“ミッション”を考え、“バリュー”を見極め形にすること)は企業らしさ。
ということです。
デザインとして素晴らしいかどうかではなく、あくまでも伝えたい内容やそのブランドらしさを表現できているかどうか。
それでいてインパクトがあるものかどうかが大切です。
デザインするためには根底であるブランディングが重要なのです。
そのため、コモノはウェブデザインの会社でありながら
ヒヤリングや事実調査を重ねていくのです。
まずはその企業らしさをヒヤリングや事実調査を重ねてデザインに
表現できるようにする必要があるのです。
具体的な事例
久原本家 × good design company
福岡の老舗企業「久原本家」。
その中でも全国的に人気な食品ブランドとして有名な「茅乃舎」。
原料にこだわり丁寧な商品をつくっていることが
消費者に支持され人気ではありましたが、
元々本格的なブランディングはされておりませんでした。
そこで相談を持ち掛けたのが
くまモンの開発者であり、NTTdocomoのiDやユニクロのUTなど、
有名企業のデザインやロゴ、ブランドづくり、コンサルティングなどトータルに手掛ける 「good design company」。
good design companyの水野代表は
茅乃舎の本格的なブランディングをするにあたり、
10ヶ月の間何度も何度も久原本家との打ち合わせを重ねたそうです。
その中で
茅乃舎のブランド、製法、想いをヒヤリングし
茅乃舎のすごさを“味も含めた商品の質の高さ”にあり
そこをどう表現できるかと考え、シンボルマークを一新する提案などをしたそうです。
そして、
茅乃舎本店オープンの日が満月だったということや
本店近くの神社が月と太陽に関係していることなど、
一見関係のなさそうな他愛もない話をヒントに
シンボルマークを円相に。
さらに円相は禅では調和のとれた世界を表していることも茅乃舎のイメージにぴったりであるとしました。
そこに久原本家の原点が“醤油蔵”であること、
茅乃舎のブランドのベースの“だし”を表現し
円相のしたに茅乃舎ならではのシズル感を出したマークに。
書籍:デザインノート,誠文堂新光社,2017,No.76
書籍:「売る」から「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義 より
good design company webサイト http://gooddesigncompany.com/works/kubara
茅乃舎は2018年にJapan Branding Awards 2018というブランディング活動を評価するアワードでもBest of the Bestという最高賞を受賞しました。
まさに企業らしさをビジュアル化し、伝えたい本当の中身に対して忠実に設計されたデザインの例と言えます。
コモノの事例とまとめ
弊社でも
ブランディングとデザインは
です。