
2019.04.09
web制作会社コモノが解説します!<BIとは?>
BIは“ブランド・アイデンティティ”と“ビヘイビア・アイデンティティ”2つの意味がございますが、
これらはまったく別の意味で使われます。
今回はBI(ビヘイビア・アイデンティティ)の解説をしていきます。
LIST OF CONTENTS
- 1. BIとは?
- 2. 有名企業の具体例① -株式会社メルカリ-
- 3. 有名企業の具体例②-富士通株式会社-
BIとは?
以前に解説した、企業の理念や考え方(MI)を基に具体的に行動化させたものがBIです。
例えば、スローガンを決めたとしてもその後そのスローガン通りに企業が実行していかなければ意味がない。
そのために重要なのがBIです。
企業としての具体的な行動(行動指針)、そして社員教育やマナーなどがBIにあたります。
社員一人ひとりのベクトルを合わせた行動がなくてはスローガンも達成できません。
無資格で航空エンジンの検査や顧客情報の流出など
最近はよく目にするようになってしまった企業の不祥事は、現場の人手不足なども問題視されてはおりますが、
BIの実践不足によるものだと言えます。
不祥事を起こさないためには日ごろより社員に不祥事を起こさないための教育や仕組みづくりの共有などをしていく必要があるのではないでしょうか。
有名企業の具体例① -株式会社メルカリ-
BIを大切にしている企業を具体例に見ていきます♪
メルカリウェブサイトhttps://about.mercari.com/about/#mission
CtoC企業の代表ともいえる企業メルカリ株式会社は
バリュー兼行動指針として上記のように掲げております。
メルカリは社員の評価面談をする際にも
この3つの指針に対してどうだったかと振り返りを行うくらい大切にしているそうです。
メルカリの人事担当者はインタビューの中でもこのように語っています。
私たちは個人がどんなに高い業績を実現したとしても「バリュー」に沿った行動でなければ評価しません。失敗を恐れず大胆にやる(Go Bold)、チームに貢献し大きな成果を目指す(All for One)、専門性を高め続け、オーナーシップを持って仕事をする(Be Professional)という3つのバリューは、メルカリのミッション実現のためはもちろん、メンバー一人ひとりの成長にとっても重要な指針。これらを常に意識した集団であり続けられるよう、評価基準に組み込んでいるんです。
メルカリ人事石黒さんが教えてくれた「超成長企業の人事評価制度」 -インタビュー前編― https://ashitanojinji.jp/category3/2420
有名企業の具体例②-富士通株式会社-
富士通株式会社ウェブサイトhttps://www.fujitsu.com/jp/about/philosophy/principles/
富士通株式会社は1935年から84年(2019年現在からみて)も続く老舗の会社です。
社員数や収益が多く社会的責任も大きい会社ということもあり、
行動指針も細かく文章化して示しております。
多くの社員に共通の認識にするためにはこのように細かく明記している必要もあるかと思います。
企業は社員一人ひとりの行動と共に創られていきます。
企業の形も仕事の形も
今後はBIの重要性がさらに高まっていくのではないでしょうか。